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グローバルな視点。この言葉はWIDEプロジェクトの目指す
次世代のインターネット環境が国境を意識しない
「グローバル」な活動基盤であることに加えて
テクノロジだけでなく、文化、教育、法律、経済、
政治、医療といった、さまざまな分野と
深く関連した広い視点を持つことを意味します。
WIDEプロジェクトのメンバーは大学の研究者、企業や政府の
研究者・技術者で構成され、既存の枠を越えた研究基盤で活動しています。
1998年4月現在参加組織数118(38大学、企業72社、政府関連団体等8組織)
WIDEプロジェクトの活動範囲は研究分野だけに留まらず国内外の
インターネット基盤作りにも積極的にリーダーシップをとってきました。
checkup | インターネットの管理および情報のプライバシー保護についての調査・研究 |
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IEEE1394 | IP over 1394の提案・実装・接続実験、将来のホームネットワークの検討 |
InternetCAR | 自動車のインターネットへの接続、自動車の持つ情報の利用など将来性についての検討 |
LAST | 次世代WIDEバックボーンの構築・運用を通じたラベルスイッチルータ技術の確立 |
Lifeline | 災害時に使用できるインターネット技術の検討および運用システムの構築により実用性を実証 |
Lifelong Network | 生涯利用できるインターネット環境を推進するための接続支援や利用方法の提案 |
MC | MBoneの運用技術の確立、MBoneを利用した新たなアプリケーションの提案 |
Mobile Security (mobsec) | MobileIPの動作性と性能の検証、移動時に利用できるFireWallの提案 (98/3 終了) |
moCA | WIDEメンバーを認証するための認証局(CA)の運用による問題点の洗い出しと運用方法の提案 |
RT-Bone | 資源予約可能なネットワークの構築、キューイング機構およびアプリケーションの実装・評価 |
School of Internet (SOI) | インターネット上のWIDE大学の構築を通じた、カリキュラムの提案、要素技術の開発 |
TWO | WIDEインターネットの運用を通じた、インターネット運用技術の蓄積 |
v6 | IPv6、IPsecの実装および接続実験6bone実験の運用、移行技術の開発 |
W4C | 広域WWWキャッシュシステムの運用、統計情報の解析と新しいシステムの提案 |
WebAD | WIDEホームページ上のバナー広告を通じたWWW上の広告技術の評価と提案 |
WISH | 衛星を利用したUDLRの提案および運用・評価、UDLRに適したアプリケーションの提案 |
WT | インターネット上の電話、FAX転送方法の提案、既存網との接続機構の実装 |
NSPIXP(Network Service Provider Internet eXchange Point)は、インターネット構築の基礎技術となるIXの実証実験を行うためのプロジェクトです。NSPIXP-1、NSPIXP-2、そしてNSPIXP-3と常に最新の実験環境において商用ISPの相互接続に際する問題点の抽出、そして解決方法の研究を行っています。
次世代インターネットプロトコル「IPv6」の標準的な実装を世界に先駆けて開発。その研究結果を世界へ向けオープンに提供しています。共同各社からの研究スタッフを集め、次世代のインターネット発展をテーマとして研究開発を行っています。
「インターネット学科」をテーマに、インターネット時代の大学のあり方、教育の役割、学びたい人が学びたいことを学べるシステムを追及する実験が、「WIDE大学・スクール・オブ・インターネット」の研究活動です。多くのインターネット指導者、大学、そして「学生」のみなさんの協力で具体的な成果をめざします。http://www.sfc.wide.ad.jp/soi/
アジア地域のインターネットを衛星回線を用いて結ぶ大規模プロジェクトです。WISHワーキンググループとの連携による衛星通信のインターネット利用、アジア地域のネットワーク構造に対する実験環境としての貢献と提案を行っています。
インターネットに関するさまざまな技術の実験の場として、またJUNETとの電子メール交換など、プロジェクトメンバーのインターネット接続性の提供を目的として設立された「WIDEインターネット」。しかし当初の目的のみにとどまらず商用ISPの普及以前には各種ネットワークとの相互接続などを積極的に行い、インターネットの普及・拡大に大きな役割を果たしてきました。現在では「IPv6」の接続実験を行うための基盤である「WIDE 6bone」運用や衛星を用いた「WISH・AI3」、QoSや帯域予約のための「RT-Bone」など、次世代技術の実験・評価の場としての各種テストベッドを運営しています。研究室内で実験を行うばかりでなく実際のネットワークトラフィックとの整合性をチェックするのは、実際のインターネット上でのデータ収集が不可欠だからです。いま、何が必要なのか。時代の要望にフレキシブルに対応し、常にインターネット技術発展の一翼を担う「WIDEインターネット」であり続けたいと考えています。
Internet for Everyone.IAA(生存者情報システム)による災害時のインターネット活動、100校プロジェクトによる学校教育とインターネット、アトランタや長野のオリンピック・インターネット、コンサート・歌舞伎・水族館のインターネット中継、パラリンピックと障害者のアクセシビリティ、高齢者インターネット環境。インターネットが空気のように人と人、人と社会を満たしていくために、WIDEプロジェクトはさまざまな社会活動と連携して積極果敢に挑戦します。
モビリティとユービキタスコンピューティング
モーバイル・コンピューティングの未来を、ユービキタスネットワークのインフラストラクチャ、インターネット自動車をはじめとする移動環境、そして、モーバイルコンピュータ技術の3つの視点で「移動するコンピュータ。どこでもつながるネットワーク」の未来を構築します。
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コンピュータ・コミュニケーションを基盤とした新しいコンピュータ環境の構築。それが「WIDEプロジェクト」(Widely Integrated Distributed Environment)のコンセプトです。次世代へ描くビジョンを現実のものとするために「実証的な基盤の構築」「実際の運用を基盤とした実験活動」という方向性を掲げ、研究・開発に取り組むとともにコンピュータ環境を利用したより高度な研究や技術開発を行う関連組織との共同研究を積極的に提案しています。
「WIDEプロジェクト」がスタートして10年が過ぎようとしています。その中で最も大きな変化を遂げたのがインターネットへの理解、評価ではないでしょうか。「WIDEプロジェクト」は国内はもとより、国外においてもインターネット運用に対して研究グループとして果たすべき責任と役割を担ってきました。その結果として蓄積された運用技術は現在のインターネット環境のさまざまな分野において息づいており、インターネットの牽引役としての役割はこれからも変わることはありません。
「協調性」が重要なキーとなるインターネット。「WIDEプロジェクト」では学術研究ネットワーク、地域ネットワーク、商用ネットワーク、そして、国内外の政府関連ネットワークとの相互接続・協調運用、そして技術交換を行っています。
「WIDEプロジェクト」はIETFやインターネットソサエティなどの国際組織での積極的な活動に取り組んでいるほか、各国際的技術コンソーシアムの一員として開発活動、国内の研究活動との連係を行い、インターネット発展のための課題解決、標準化と協調を実践しています。
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