From: "Yasuhide YOSHIMURA" To: "KURFC List Member" Subject: [KURFC] 試合結果報告(4.27、5.5) Date: Tue, 6 May 2003 07:19:58 +0900 OB・OG各位様 4/27日行われた対 第一経済大学戦と5/5の対 西南大学戦の報告です。 結果は第一経済大学戦102- 5、西南35-12( 21-7, 14-0 )で両方とも勝ちました。 【第一経済戦】 立ち上がりこそ5分ほど、九大やや動きが硬く無得点。しかし体格自体は第一経済大学の方がややでかいものの両チームの攻撃のスピード・精度には歴然たる差があり、徐々に一方的な展開になる。昨年度、課題だった“接点での弱さ”も練習の改善の効果もあってか、プレーヤーが孤立する局面もあまりなく、またスイープも良く、攻撃の起点がしっかりしてきたことがこの得点差につながったと思います。 【西南戦】 過去2年間、この時期にやることが定着しつつあり、ある意味「定期戦」の感もあるこのカード。過去2年間勝っていることもあり、なんとなく勝てそうだ・・・と試合前にやや緊張感が欠けていた感があったので、事前に入手していた「昨日、一昨日と西南が九州共立、北九州に連勝している」との情報を告げ緊張感を高める。しかし、やはり立ち上がり少し受けに回り劣勢。ここは何とか凌ぐうちにリズムが出てきて、ラックも連取。倉員、荒神の個人技であっさり3トライを奪う。しかし、流石は西南。ラインにかかるプレッシャー、裏に出られた後の戻り、簡単には押されないモールなど局面局面では負けている部分もあった。ただ全体的な攻守にわたってのプレーの精度は九大のほうが高く、また荒神、倉員の個人技は西南の個人技を凌いでいたこともあり試合の主導権は九大がずっと握り続けた完勝でした。この流れなら、とすでに後半開始からFWはリザーブ2名を交代させていたのに引き続き、後半15分からはすでに練習に参加している1年生5名を含む7名を入れ替え。それでも後半、大きく九大が流れを失うことがなかったのは新1年生の能力の高さと全体の底上げがうまくいっていることの証明でもありました。 【総括】 ここまで3試合、全て勝利を収めてきています。しかし東大、第一経済と比べて個人能力が高かった西南では組織で取れたトライは1つだけ。しかも理詰めで攻めて余らせて取れたトライは0でした。多少プレッシャーがきつくなると組織が機能しきれず結局、個人技に頼る結果の現れだと捉えられます。個人を押さえられて勝ちきれなかった昨年の北九州戦から、随分とチーム事情は改善はしているものの結局、根本的な問題は未だ解決しきれてはいないと判断せざるを得ないところです。少々厳しい見方だとは思いますが、ここの部分で妥協している限り1部で戦えるチームにはなれません。 ************************************* 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 Tel: 092-642-6143, 6935 Fax: 092-642-6145 吉村 康秀