Date: Tue, 29 Oct 2002 08:26:50 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: "KURFC List Member" Subject: [KURFC] 長崎大学戦 {01} OB・OG各位様 10月27日に行われました対 長崎大学戦は43-33で勝利することができました。 今回は詳しい試合内容ではなく、私のコメントのみといたします。 ----------------------------- 開始10分で2トライを先制される。 結局は組織力で前半、逆転しそのままリードしたままノーサイドを迎えるも 最後までひたむきにラグビーを楽しむ長大を圧倒はできず。 全ては中途半端な優越感、接点の激しさを忘れたキレイなラグビーへの嗜好性 に捕われたがゆえのゲームの破綻に起因する、と感じた。 九大に九国戦の時に見られたような“ひたむきさ”はなく、あったのは「ま、結局 は勝てるだろう」という傲慢とも言える気持ち。しかも、それは自らの力による ことを前提にしたものではなく、どこか他人任せで結局ゲームを決めたのは、 数名のキープレーヤーによる自分のチームに対する責任感と怒りによるもの でした。 救いは精神的にも成長しつつあり、遠慮がちにも好プレーを見せた久木原・渋田 の1年生FWコンビ。 こんな精神力でも勝てた多彩な攻撃パターンとゲーム運びを評価するのか? かつての自分も、同様の状況なら同様のモチベーションでしかゲームをできなか ったかもしれない。しかし、図らずも長い間ラグビーを通じて多くの熱い人々と 接し、多くの思い出と信頼関係を築き上げてきた人間が感じたのは“ただの憤り” でしかありませんでした。 ゲーム後、私は素直にその自分の気持ちを学生に伝えました。 チームが成長するには、いくつかの過程を経なければなりません。 ホームページに長大の選手が書き込んだ“ラグビーを好きな気持ちでは負けて いません”という書き込みを見て九大の学生が何を感じるかで、九大が今後 伸びるかどうかが決まります。 ************************************* 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 Tel: 092-642-6143 Fax: 092-642-6145 吉村 康秀