Date: Mon, 25 Nov 2002 10:36:49 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: "KURFC List Member" Subject: [KURFC] 北九州大戦 {01} OB・OG各位様 11月24日に行われました対北九州大戦は26-27で残念ながら敗れました。 これで2部3位で入れ替え戦出場はなりませんでした。 【試合内容】 開始10分、敵BKのアタックをナイスタックルでしのいだかに見えたが、敵 BKのフォロー良くつながれてトライ。17分に九大も1トライ返すも、風下 のせいもあり地域は80%程度は支配されたまま劣勢。敵のFWでBKを巻き込む 戦術で九大BKにも微妙な影響もあったか、残り5分で敵BKにうまくつながれ 2トライを献上(5-19)。 後半に入って、「あせるな」という指示も選手には微妙なプレッシャーが あったか、いつもならしないオフサイドを取られてPKを決められる(5-22)。 10分過ぎに1トライ返すも、いつもならしないPKを連発、さらに早すぎる ノットリリースの判定も九大には不利に働き、なかなか九大ペースには ならず(12-22)。しかし、20分過ぎ、九大流れはよくないものの荒神の 強引な突破から中央にトライ(19-22)。一気に畳み掛けたいところを 北九のズルイともいえるゲームを切る試合運びの前に、九大は冷静にプレー できず、逆に攻め込まれてゴール前ラインアウトの初めて見せたオプション プレーにやられる(19-27)。これで事実上ゲームは決まったものの、九大 インジャリータイムで意地を見せて1トライ返す(26-27)。 【・・・】 試合後、北九大の監督さんが真っ先に言った言葉が「ごめんね」でした。 恐らく九大のほうが強かったのに北九州が勝たせてもらって・・・という 意味とレフェリングが、やや北九に有利に働いた・・との思いが言わせた 言葉のようでした。 2部リーグのスコアを見て頂いてわかるように、長崎戦をのぞいて九大のほう が確かに北九州よりいいスコアを残しています。しかし、私は北九州の方が 上だったと素直に認めるべきだと思います。 この試合に関しては、FWの集散、BKを巻き込むのにFWを有効に使ってきた戦術、 BKのパスやキックの正確性、ここぞというところのオプションプレーの選択、 全てにわたって九大は少しずつですが完全に負けていました。 北九州は5年ほど前から学長推薦という形で毎年5名ずつ、高校の評点がよく ラグビーも頑張っていたラグビー名門高校(長崎北陽台・大津など)の学生 が入部しています。つまり20名は計算できるプレーヤーが常に居る事になり ます。彼らは実際にうまく且つセンスがあります。春から秋にかけての伸び も想像以上でしたし、何より彼らは他チームのサインを研究して解析してい たようでした。セコイと思われる方もいるかもしれませんが、そこまでして 勝ちたい!と思っていたということでしょう。それだけセンスがあるのに、 奢ることなく。実は九大にも同じことをすることを学生に打診したことがあり ますが、やりませんでしたというかやれませんでした。 ここまで3年間、順調に来たかに見える九大の再生ですが、1部という壁を前に 少しずつ足りなかったものを改めて突きつけられた敗戦でした。 まずは安定した部員の確保、そしてさらなる学生の自主性の確立。 あまりにも辛い敗戦ですが、九大はこれを糧にしなければなりません。 今後とも、ますますのOB・OGの方々のご支援・ご声援をお願いいたします。 ************************************* 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 Tel: 092-642-6143 Fax: 092-642-6145 吉村 康秀