Date: Tue, 27 Nov 2001 15:56:29 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: "KURFC List Member" Subject: [KURFC] 地区対抗優勝 !! OB・OG各位様 地区対抗優勝!! 11月27日の決勝(対 北九州)に50-11と大勝し、第一回九州地区対抗を優勝しま した。入れ替え戦の相手は佐賀大学です。 ------------------------------------------------------ 11月24・25の地区対抗の結果詳細をお伝えします。 1.1回戦 vs琉球大学戦 結果からいうと53−19の順当勝ちでした。しかし、開始早々トライを許し、 前半は17−7とかなりモタつきました。正直なところ、試合開始前から楽勝 ムードで気合がはいっていなく、私自身こういった展開はある程度予想通り でした。しかし、今回は試合開始前は敢えてこの点をあげ檄を飛ばすことは差し 控えました。いずれ、この文章を現役が見る日がくるのでしょうが、私自身が長 年にわたって監督という立場にあって、いくつかの経験に基づいた‘テクニック’ を持っています。今回の場合、‘自分たちの甘さ’に自分たちで気付かせること がそれでした。何が起ころうと結果的には勝てる、という事前情報に基づいた裏 付けがあってはじめて可能な戦略です。それを‘気の緩み’にしてしまうか、最 初の5分を叩けば後は楽に試合ができる展開にもってゆけるか、結局この時点では、 まだ後者はできていなかったわけです。 私がこのチームを見始めて3年目、成長したと思うところがある半面、やはり子 供だな・・・と感じることが時々あるのですが、その典型のような試合でした。 ハーフタイムで後半から気持ちを切り替えてやり直そう、とはじめた後半開始5 分で2トライを挙げ、この試合の目的は達成したという感じでした。 2回戦の相手は長崎大学医学部歯学部になりました。学部単位のチームですが かなり強く、こちらが初めからベストを出せないと勝てない相手です。楽には上 に上がれない、ということが学生もよくわかり、2回戦へ向けて良い調整ができ ました。 1回戦は、そのほか北九州大が、やはり格下とみられた宮崎大にトライ数7−5 と大いに苦戦しました。トーナメントにおいて、自分たちが総合力は下だが最後 の試合だとベストの気持ちを出してくる対戦チームへの対処ほどチームの成熟度 が計れるものはありません。二部にあがることを至上命題にしつつ、九大は確実 に成長を続けています。 (本来このメールは熊本から送る予定でしたが、宿がひなびた温泉療養所でモデ ムがなく送信できませんでした)。 2.vs長崎医歯戦 結果は43-5(10-0、33-5)の快勝。内容は、この試合を通じて九大が成長できた、 と確信できるほど素晴らしいものでした。長崎が九大のことを研究してくるであ ろうこと、キックが多くその対処、という2つの側面から本来CTBの畑田(兄)を No8にした布陣も功を奏し、序盤はがっぷり四つに組みつつも押し気味にゲーム を進めました。そして前半10分過ぎ、連続攻撃からトライ。この後、ゴール前で 再々トライチャンスを迎えるものの敵の粘り強いディフェンスにトライが奪えま せんでしたが確実に敵の気力・体力を奪ってゆきました。25分過ぎに敵陣に九大 がキック、FBが処理をもたつく間にCTB谷口がこぼれ球を蹴りこみ拾ってトライ。 このキックチェイスは九大が4名も追走したのに対して長崎は消耗していて誰も戻 れず、この時点で勝利を確信しました。 大切な後半立ち上がりも、皆自然と体が動いて敵を圧倒。5分に連続攻撃からトラ イ。しかし、その後ノリノリの九大に(実際に、ジャッジをややアピールし過ぎ た)レフェリーもちょっぴりむかついたのか、やや厳しめの判定が続き自陣に釘 付け。この後10分近く、敵得意のモール攻撃を受けるものの耐えに耐えました。 最終的に右隅にトライを奪われるものの、逆に休みに休んだBKが、その後爆発、 トライを重ねての圧勝です。 3.vs北九州大戦 私自身スケジュールの調整がつかないのと、いなくても一回り成長した今の現役 なら大丈夫との判断のもと、監督不在のゲームでしたが圧勝してくれました。 以前、レフェリーがまともなら・・・とお伝えしていましたが、今回、大会の行われ た熊本は2年前の国体でレフェリーシステムを強化しており、ジャッジの解釈はと もかく基準が一定しており非常に対応しやすかった。福岡県リーグの36-20の勝利 は判定がまともなら43-10くらいの実力差があると思っていました。さらに今大会 で成長した九大が、その実力差を広げての勝利だと感じています。 ------------------------------------------------------------ しかし、最も大切なのは12月9日の入れ替え戦です。 その日まで、成長を素直に評価し喜びつつも気を緩めずに成長を続け、必ず2部復 帰を果たしたいと決意を新たにしています。 *********************************** Dept. of Medical Biophysics & Radiation Biology , Faculty of Medical Sciences, Graduate Schools, Kyushu University 1-1, Maidashi 3-chome, Higashi-ku, Fukuoka 812-8582 Japan Tel: 81-92-642-6143 Fax: 81-92-642-6145 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 Tel: 092-642-6143 Fax: 092-642-6145 吉村 康秀