-------- Forwarded Message -------- Subject: [KURFC] 3戦目・対西日本工大 {01} Date: Sun, 22 Oct 2000 19:59:24 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: KURFC List Member 九大ラグビーOG,OG各位様 尾宮先輩のメールのように、ようやく1勝しました。 なんだかんだ言って尾宮先輩も相当うれしかったようですね。 しかし、内容的には九大自体が良くなった点は1つしかなく、後はまだ2つ大き な課題が修正されないまま残っています。結局、相手が弱かったから勝てたとい うだけのことです。しかし、試合終了後1名泣いている選手がいました。試合中一 番声を出していた選手でした。 位置付けとしては、福岡県3〜5位決定戦です。しかし一試合一試合大切に準備 し勝ってゆくという最も大切な部分が芽生え始めたと感じました。 彼の嬉し涙が、九大ラグビーの復活の始まりとなるよう後2週間、全力で頑張っ てゆきます。 ************************************************************************** 内容: 良くなった点 :前回大量失点の原因となったバックスリーのディフェンスが良くなった。 特に裏に出られても諦めずに追いかけ粘りが出てきた。また、詰めるタイミング も良くなってきた。 未だ修正されていない点 :1.FWのサイドが、まだまだ甘い。  2.アタックの詰めの甘さ。 この2つは実は奥が深い。つまるところ、競った試合をものにする経験、守りき って勝つ経験、内容的にオーバーラップする部分はあるけど、この双方の経験が あまりになさすぎることに尽きるからです。 これは九大ラグビーの近年の歴史が、卓越した技能を持つ選手の個人技に頼って きて、こういう相手、事態にどう言うふうに対処するのか、といった部分部分や 一試合を通じてのゲームプランの概念のなさーといったチームスキルが代々引き 継がれ洗練されてきていないことに繋がっています。 そして、卓越した技能を持つ選手がほとんどいなくなった今年、“流れを変え られない”“敵ゴール前で取れない”という象徴的現象として現れていたのです。 相手が強かろうが弱かろうが、一試合一試合大切に戦ってゆく過程の中で、この チームスキルを根付かせることを春からやってきました。 それが、ようやくでき始めたというのが現状だと思います。 あと一つ非常に良くなってきているのはOBと現役との関係でしょう。成績に関わ らず、尾宮先輩、安松先輩、その他にも見に来ていろいろ現役に指導して頂いて います。今年修士1年の2名の学生も忙しい中、毎日のように練習に来ています。 我々はまだまだ再建途上です、ここで安心することなく地道に一歩一歩足場を固 め、大きな飛躍の基盤をみんなで作ってゆきましょう。 ************************************************************************** 九州大学大学院医学系研究院 生物物理学講座 基礎放射線医学分野 〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 TEL: 092-642-6142,6143 FAX: 092-642-6145             yasu@houki.med.kyushu-u.ac.jp   吉村 康秀