-------- Forwarded Message -------- Subject: [KURFC] 北九州大学戦 {01} Date: Wed, 11 Oct 2000 12:16:26 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: KURFC List Member OB,OG各位様 10月8日に行われた北九州大学戦は、残念ながら14-31で敗れました。 北九はすでに他の上位チーム(東和、九州歯科)に勝っており、九大の今期の福 岡県での優勝(→II部復帰)は事実上なくなりました。 前半、14-0で折り返したものの、後半1トライすぐに取られてからは、もともとス クラムでFWが圧力をかけられていたせいもあり防戦一方で、さらに1トライ1PKを 決められ逆転されてから、残り5分を切ったところからこちらの無理なアタックか ら逆襲をうけ、さらに2トライを追加されての14-31というスコアです。 敗因は、前半を終わった時点で選手がすでに勝った気持ちになってしまって、後 半向こうが必死にアタックしてくると、それを受けてしまい、守りきるというか それをはね返す精神的な強さがなかったことにあります。先に1つ取るか1ペナル ティーでも決めれば戦況は極めて有利に働くし、それを指示しその為の練習まで していたのですが、後半になるとそれができなかった。 はっきり言って相手の方が地力は上でした、事実、夏合宿では30分で0-3(トライ 数)で負けています。その相手にリードしたことで気が緩み、地力は相手が上だとい うのに押しているところで後一つが取れなかった。そして自ら流れを悪くして、 押されると逆に相手の地力を意識してしまった。 結局、相手を分析し対策を立てそれが実行できてリードしながら、一番苦しい所 の気力・根性勝負に負けたーということだと思います。試験が試合の直前まであっ た選手もいて、そうなりそうことをわかっていながら、現在の選手の気持ちのレ ベルを“体力の維持・向上は自分の責任”というところまで選手を引き上げられ なかった私の責任も大きいと反省しています。 希望的なことを少しだけ言うと、この試合に1年生が5名出場したことです。怪我 で出遅れた1年生あと2名も、シーズン後半には戦列に加わる予定です。 後は、東和、九州歯科の上位チームとの対戦にいかにプライドを保って戦えるか、 です。特に東和は春・夏と負けている相手です。私は、このチームを見始めて1年 ちょっとですが、あの程度のチームにこのままズルズルやられてしまうようなら、 今年限りで監督を辞任する覚悟であることを選手に伝えようと考えています。 慶応が復活するのに5年以上かかった例が良く引き合いに出されますが、京都大や 天理も Cリーグを脱出するのにすら3-4年はかかったと思います。ただし、その 3-4年はなんとなくどうにかなるだろうではなく、1年1年が血の滲み、涙を流し続 けた 3-4年であることを近くにいた私は良く知っています。クラブ全体で、その ことを再認識する必要があると考えています。 ************************************************************************** 九州大学大学院医学系研究院 生物物理学講座 基礎放射線医学分野 〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 TEL: 092-642-6142,6143 FAX: 092-642-6145             yasu@houki.med.kyushu-u.ac.jp   吉村 康秀