-------- Forwarded Message -------- Subject: [KURFC] 九大医学部戦 {01} Date: Wed, 08 Nov 2000 13:13:13 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: KURFC List Member OB,OG各位様 文部省に出す来年度予算及び科学技術振興団予算作成に追われていたので、いつ もより報告が遅くなりました。申し訳ありません。 最終戦の九大医学部戦は尾宮先輩のメールのとうりだと私も感じました。 BKは全部ゲインの前で止めて、一本も抜かれなかったんじゃないかと思います。 FWもサイドディフェンスは良く、ゴール前も敵サイド攻撃もほとんど前に出しま せんでした。 ただスクラムが安定せず、自陣ゴール前でマイボールを取られ、そのままエイト に飛び込まれたのと、やはり自陣ゴール前スクラムでコラプシングを取られ、 PKからやはりエイトにそのまま飛び込まれた2つが失ったトライです。“あー” とか“えー”とか言ってる間にとられた、所謂“切り変え”が咄嗟にできなかったが 故のトライです。 捨て身で来る医学部のディフェンスは、大半がオフサイドでしたが、レフェリー が最後の方まで全く取ってくれず(というか、見れていなかった)、攻撃は手を 焼きました。ただ終了間際5分まで2点差で負けていましたが、ゲーム全体の流れ に今までにない安定感を感じ、最後はナゼか勝てる!と自信を持って見れたゲーム でした。 相手の地力はさておき、レフェリーのわけのわかんない判定にも切れず(見てる 私に方が切れていた)、粘って粘ってチャンスを待ち、最後にそれを確実にモノ にした逆転勝ちは昨年から見ても初めてで、チームとしてちょっぴり壁を越えた かな?という気がします。 ------------------------------------------------------------------- 私自身の進退については、OB総会の席で自ら留任したい旨を参加していた皆さん に伝え、承認いただきました。九州歯科大戦のあと現役のほうから“来年は絶対 に上に上がるから・・・”と遺留されていたのを受けて自らお願いした次第です。 石原都知事風に言うと“武士じゃない”、誠に情けない限りです。 私自身は“今年負けたら終わり”のつもりで臨んだ1年でしたが、一生懸命やって はいるのものの現役がそこまでの気持ちになっていないのが気がかりでした。1年 も 8名入ってきたし、この調子でやれば2-3年後は・・・といった雰囲気が感じられ る時もありました。特に北九州大学戦のあと、そういった空気が如実に出始め るのが非常に怖く、自ら退路を断って現役に同じ気持ちを求めたーというのが本 音です。 今年が最後、1試合1試合を大切に、という気持ちでやれないチームでは 緊張感を伴ったゲーム経験が積めないため、本当の地力がつかなく来年もへった くれもありません。 ------------------------------------------------------------------------- リーグ戦5試合を通じて総括すると、正直言って“実力以上によくやれた”とい うところだと思います。夏合宿レポートでも報告しましたが、北九には0-3、東和 には 2-3(トライ数)で敗れていて、東和は春15分ハーフで0-27で完敗している のを考えれば、春より数段強くなったと思います。ただ、やはり2-4年生と歯学部 の学生が“勝ち慣れていない”傾向は顕著で、それがリードしながらひっくり返さ れた北九、東和のゲームだったと思います。今だから言いますが、九州歯科大戦は BKは差があったので、晴れていたら勝ったかな?とは思います。 結果からいうと今年もあまり勝ってはいないわけですが、リーグ戦中ずっと緊張 感が保て、1年生を中心に確実にステップアップしたと言えると思います。 私自身は、何より昨年・今年と通じて、現役と強い信頼関係が築けたのは大きな 財産だと思っています。源先輩や尾宮先輩にしても、昨年は現役にとっては “ただのうるさい OB”だったのが、位置付けがどうやら変わってきた様子です。 簗瀬や筬島君も今年は、アタックディフェンスに入ったり熱く語ったりで、昨年 よりも現役にとって、頼りになる存在であったようです。 今年の残り、広島、京都の定期戦、そして来年ーと大きな飛躍ができる素地がや っと整ってきたと感じます。これだけやっても、やっとここまでかーというのが 正直な所ですが、来年は楽しみだと思えるまでにはなりました。OBの皆様には、 ますます諦めずに今後ともご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。 *************************************** 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 吉村 康秀