Date: Mon, 15 Apr 2002 08:11:08 +0900 From: Yasuhide Yoshimura To: "KURFC List Member" Subject: [KURFC] 東大定期戦 {01} OB・OG各位様 4月14日に行われました、vs東京大学定期戦に62-12(45-0、17-12) で勝利しました。 【ゲーム内容】 連敗だけはしない、という強い気持ちでくるであろう東大に対して LO伊藤、WTB重永2名の公式戦初スタメンを起用せざるを得ず、他の メンバーにも「できるヤツが弱い所までカバーするプレーをしよう」 と、強い気持ちで向かった前半、開始4分でFB倉員がチャージから トライ。その後も連続攻撃から、またも倉員がトライ。 たまに22m以内に攻め込まれることはあっても、こちらのディフェンス が完全に東大のアタックを上回っており、勢いそのままに、約1年ぶり に復帰の副将FL村嶋も際どくインゴールへ。 しかし、20分を過ぎた辺りから、こちらのダウンボールのタイミングを 計られだしてターンオーバーを再三許し、やや膠着。またぺネトレーター としてBKラインにNo8荒神を入れていた戦術にも、2人がかりで1人目 が下へ、そしてもう一人がボールへ、と対応されて攻めあぐねる。 しかし、地力で完全に上回っていた九大はゲームを支配して前半45-0. 決して切れることのない東大が後半最初に“気持ち”で攻め込んでくる のはわかっていながら開始早々キックオフから地域を取られ、最後は モールを押し込まれてトライ。俄然、自信を取り戻した東大は、伝家の 宝刀、ハイパンを多用。さらには、エース倉員が手首骨折(レフェリー の判断で直ぐに退場、病院に急行し処置を行い大事には至っていません) のアクシデント。九大もNo8荒神の豪快な突破からトライを返すも、倉員 の退場直後、これもひびいてトライを奪われゲームは均衡。しかし、ゲーム そのものは九大が前半の貯金を生かして余裕で逃げ切り、ラスト7分は 新1年の山川(静岡高)、ほとんど練習もしていなかったがクラブに まだ執着があった5回生で3年の青木も投入。山川にとっては、今後の モチベーションとして良い刺激になったようです。 【総括】 新チームとしての最初のゲームとしては最高の出来だったと言えるでしょう。 LO伊藤、WTB重永も重圧を撥ね退け健闘、村嶋に代わり途中出場したLO朝比奈 を含めて、他のレギュラーメンバーに遜色のない働き披露。本人達にとって 大きな自信となりチームの基盤ができたことが、このゲームの最大の価値 だと感じます。 昨年の東大戦は「もしかして俺達って強いの?」、シーズンが深まって強さに 確信が出てきた。それが新チームになって、昨年までの畑田兄弟、吉田など 精神的支柱が抜けて、「強かったのはあの人たちがいたから・・・」と自分達が 作った実績が半信半疑になっていたところに、主将・南薗をはじめ他のメンバー も俺達で今年もやれる、と確信を得られた、この1ヶ月のすごし方、そして 準備をして臨んだゲームだったと思います。 反省点としては、やはりわかっていながら後半最初にやられたこと、そして 昨年もあった、主力が抜けた直後に精神的に弱くなること。これらの課題を 克服してさらに九大ラグビーは“上”を目指します。 【最後に】 私の立場として何より嬉しいのは、学生が自信を持ってさらなる上のレベルを 目指し始めるようになったことに加え、多くのOBの方々が復活した九大の姿に 本当に喜んで下さる姿です。改めまして関東のOBの皆様、盛大なパーティー そして温かい励ましの言葉の数々ありがとうございました。 我々は現状に満足することなく、益々上を目指します。今後ともご助力・ ご支援の程宜しくお願いいたします。 ************************************* 812-8582 福岡市東区馬出3丁目1ー1 九州大学大学院 医学研究院 医学生物物理学講座・基礎放射線医学分野 Tel: 092-642-6143 Fax: 092-642-6145 吉村 康秀